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国土強靭化への第一歩!超高強度繊維補強コンクリート J- ティフコム

コンクリート補修

J- ティフコムは、専用材料と独自の配合により、高耐荷性・高耐久性・超緻密性を有する超高強度繊維補強コンクリートです。

また、一般コンクリートと同じ常温での養生を可能とし、通常打設、急勾配打設、水中打設を可能とした新技術コンクリートです。

J- ティフコムは超緻密である為、遮塩性・遮水性が非常に高く、塩害、凍害の影響を受けやすい積雪寒冷地と沿岸構造物が多い地域での施工需要が増加しています。

既設コンクリート構造物の断面修復を行う事により長寿命化に有効であるのに加え、遮塩性・遮水性が必要な構造物の外面プロテクトに最適な工法となります。

J- ティフコムの特徴

現場練りで連続打設

超高強度コンクリートのほとんどは、熱養生を行うための特殊な設備が必要な為、主に工場製造でのプレキャスト製品に用いられている。

J-ティフコムは、一般コンクリートと同じ常温シート養生で表面ひび割れを回避でき、超高強度コンクリートと同等の強度発現を有し、現場において連続した練り混ぜと打設を可能にした。

現場練りで連続打設画像 現場練りで連続打設画像

劣化因子遮断

超緻密である為、水、空気、塩化物イオン等の劣化因子の侵入を遮断し、塩害、凍害、中性化に高い耐久性を有する。

環境上、遮塩性、遮水性が必要な構造物の補修・補強及び外面プロテクトに最適である。

床版上面に補修材として用いた場合、新たに防水工を必要としない。

劣化因子遮断画像

高強度・高耐久

J-ティフコムは、水結合比20%以下とし、専用材料の配調合により、超緻密・高強度を発現する。

さらに、高強度鋼繊維を2.5vol.%以上を混入させることで、ひび割れを低減し、引張力に優れた硬化体を形成する為、鉄筋は必要としません。

高強度・高耐久画像 高強度・高耐久画像

工期短縮

J-ティフコムの設計圧縮強度は130N/㎜以上、引張強度13N/㎜以上、曲げ強度35N/㎜以上の高靱性と高強度を発現する。

また、常温シート養生でありながら、1時間で30N/㎜以上、1日で100N/㎜以上の強度を発現する為、早期荷重解放が可能となり工期が短縮できる。

【橋梁の床版補修における事例】 施工時期 : 夏期 施工面積:100㎡

工期短縮画像

施工勾配に対応

高い流動性を確保しながら、材料分離抵抗性に優れており、過密鉄筋部や水中での施工を可能とした。

また、現場配合により粘性に対する時間依存性を保持できる事から、20%以上の施工勾配の変化にも対応可能である。

施工勾配に対応画像 施工勾配に対応画像施工勾配に対応画像

ライフサイクルコスト低減

【従来技術(ジェットコンクリート)】

この技術では、経年劣化により、水、空気、塩化物イオン等の劣化因子がコンクリート構造体に侵入し、輪荷重の繰り返しと伴に凍害や塩害等の複合的な要因で劣化進行する為、一般的な事例では10年~15年程度で再補修等を伴う。「事後保全型の維持管理。」

【J-ティフコム】

コンクリート構造物のライフサイクルコスト(LCC)を建設費、補修費、撤去、更新費として考えると、J-ティフコムは補修費のコストが不要な為、ライフサイクルコストを大幅に低減できる。

事後保全で補修した後は、「予防保全型の維持管理」に移行。

ライフサイクルコスト低減画像